梅雨時期のジメジメとした雨の日は体調不良を起こしやすくなります。
よく見られる症状としては、体のだるさ・頭痛・全身のむくみ・眠気・食欲低下・めまい・吐き気・肩こり・胃のむかつきなどがあります。
漢方医学では雨の日は湿気の影響で体に水分が溜まり、それが原因で様々な体調不良が出てくると考えられています。
では、雨の日の不調に効く漢方3選はどのようなものがあるのかみていきます。
「五苓散(ごれいさん)」体の働きを高めて余分な水分を身体の外に出す効果があり、めまい・吐き気・むくみ・頭痛などを抑えてくれます。
口の渇きや水分を摂っているのに尿の回数が少ない時に使用されます。
「胃苓湯(いれいとう)」余分な水分を排出し、水っぽくなった胃腸を乾かす効果がある漢方です。
冷たい飲食物をとり過ぎると消化するのに必要な熱まで奪われてしまうので、それを防ぐために使用されます。
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」人の身体を支えるすべての原動力の「気」が不足して、元気や気力が低迷しているときに使用されます。
胃腸の働きを高め、食欲を出すことで「気」を増やしエネルギーを回復させ胃腸の消化・吸収機能を整えて疲れを改善できるものです。
漢方を上手に使って雨が多い梅雨を元気に乗り越えられると良いです。